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 クーデルカ 仲良し修道院探索02 登場人物

このクーデルカという作品は特にキャラクター造形が素晴らしい。気合の入ったムービーというヴィジュアル面もさることながら、掛け合いの部分の魅力が大いにある。

人生で背負ってきたもの、芝居がかった台詞回しや引用、時には宗教観、そして酒。

当時FFのような美麗なムービーで如何にもファンタジーでござい、といった世界観しか知らなかった私には衝撃的な作品であった。
オトナな話なんだなあといった感想を持ったものである。(誤解を呼びそうだが、如何にもゲームゲームしたムービーや雰囲気も大好きである。)

ゲームというものが大きな表現力を持ち合わせだした頃の一つの産物なのかなあと思ったり。




◆クーデルカ・イアサント

この作品の主人公。ムービー中の唇の瑞々しい質感は一見の価値あり
かなりタイトなミニスカを着ている割には作中ことあるごとにガシガシ動くのでチラチラ見える(何がとは言わない)。

生まれた時から強力な霊能力を身につけており、それ故に辛い人生を送ってきた薄幸美少女-というのは間違いではないのだがOPムービー~序盤の展開まででそんなことは忘れてしまうたくましいアマ。
しかしそのような強い一面だけであるはずもなく、ときおり見せる年相応な部分や純粋性が人間性を際立たせる。

彼女の名前にはちょっとした秘密があり、エンディングにてそれは明かされる。このときの彼女の様子は非常に可愛らしいので是非見ることをお勧めする。

◆エドワード・プランケット

クーデルカのお供その1。名家のお坊ちゃんだが、堅苦しい生活よりも冒険に憧れを抱き出奔。怪しげなところをふらふら、もとい冒険しており今回はネメトン修道院にたどり着いている。
出会って早々死に掛けてるわその状況でクーデルカをナンパするわとネタには事欠かない男。無精ひげが素敵。

調子に乗ってはクーデルカにたしなめられ、堅物のジェームズとは反りが合わないという状況だが、いろいろな意味でやるときにはやる男であり、単なるお坊ちゃんではない。小説や戯曲の引用もこなし、教養の深さを見せる。

最終的には一応仲間と呼べる程度の関係を築いたろうことから、彼の人生における冒険においても充実度の高いものであったのではなかろうか。後年、このような経験が役に立つことになったのだろう。(WIKI参照)

◆ジェームズ・オフラハティー

クーデルカのお供その2。厳格な宗教家だが、法王庁からの使命を果たすため俗悪の輩×2を教導して利用する柔軟さを併せ持つ。モミアゲと彫りの深い顔が素敵なオッサン。

初登場時はボスの足元でのびているという情けない姿を晒すが、すぐに立ち直る。イベントにてプロテスタントであるとわかる。「私は神父じゃない!牧師だ!」は作中最大の笑いどころの1つ。

如何にも宗教家らしい堅さとプライドを持った男だが、彼とネメトン修道院には深い関わりがある。彼の信仰と思いは終盤のイベントのひとつで判明する。その時の飾り気の無い台詞は如何にも彼らしいものである。「ずっと愛している・・・エレイン・・・」




◆ハートマン夫妻
オグデンさんとベッシーさん。怪物が徘徊する修道院にて、暖かい特製の食事を振舞ってくれる心優しい管理人夫妻である。
彼らが何故このようなことをしているのか、何故そうなってしまったのか。ネメトン修道院が変わってしまった理由を知るものたちである。
主役ともいえるムービーがありこれがまた素晴らしい出来である。

◆シャルロッテ
修道院を徘徊する凶悪な少女霊。美しい銀髪をもち、彼女のブ~たれ顔は非常に可愛い。などといってると早々と彼女に陥れられてしまう羽目になる。

この世と生きている者達に対して激しい恨みを持っており、罠やポルターガイストを起こしては探索の邪魔をする。とりあえずハアハアしながら対処しよう。
彼女の結末は2通り存在し、特定条件を満たすことで分岐する。どちらの場合でもムービーつきのイベントが発生するので、是非2つとも見ることをお勧めする。個人的にはやはり条件を満たした方が好き。

分岐条件(ドラッグ)→①文字の書かれた金庫の中にあるソフィアの手紙を入手する。墓地に存在するシャルロッテの墓に祈りをささげる。

1つのデータで2つの分岐を見るには②の条件を満たさずにセーブしておく(出来ればシャルロッテのイベントが起きる直前が良いだろう)。その状態でシャルロッテを追い払うイベントを見ればいい。その後、データをロードして②の条件を満たしてから再度シャルロッテを追い払うイベントを見ればどちらも見られる。

後のイベントには影響しないので、戻る手間はあるもののこれが速いと思われる。ちなみにイベント後に手に入る装備品が異なる。強力なアイテムではあるが、どちらにせよ代替可能な程度なのでさほど気にしなくても良い。

◆ロジャー・ベーコン
怪奇!よみがえるミイラ男!
遠い昔、当時の法王に命令されケルトの秘術を記した「エミグレ文書」(実在の奇書としても有名)の編纂を行った人物。その際、解読に成功した不死の秘法を行い不死にはなったのだが、身体はミイラと化した。

知識量などは豊富なのだが、ミイラ化の影響か元からかかなり発言がエキセントリック。しゃべり方がユニーク。
まあ協力的な方でネメトン修道院の謎を解き明かすのに協力してくれる。なにげにエンディングまで出張る。

漫画版の話になるが、エミグレ文書に関わる作業において仕掛けを行っていたらしい。



◆ガーゴイル
人物ではないのだが、目立つので記載。本作における裏ボスでもある。

作中時間において万霊節(キリスト教における使者のために祈る日らしい)を迎えた時に、ネメトン修道院の霊気が濃くなったのか、怪異が活性化すると同時に出現する強大な魔物。

ガーゴイルというと他のゲームではせいぜい中堅だが、本作では登場背景もあって無敵に近い存在。初戦は本当に勝てないので逃げましょう。パーティーを分断し、イベント後も現世に居座り続ける。クリアするだけなら放っておこう。

ラスボスより強いのでまともに戦ってはいけない。攻略としては十分なレベルアップを図った後にとにかくフォース系魔法をかけて弱体化させよう。特にAGlフォースで鈍足にするのは有効だ。当然レベルアップさせておくこと。
全ての能力を下げておかないと戦えないので、各フォース魔法を唱えさせる役割を決めてレベルを上げておけば良いだろう。

勝利すると近くの祭壇の封印が解けて、最強の武器「サクノス」が手に入る。まあ、ガーゴイルを倒せるならクリアは余裕なので純粋なご褒美である。

   

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