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 未来からのホットライン 感想

未来からのホットライン
創元SF文庫
ジェイムズ・P・ホーガン(著)

読了 以下感想


「今」から「過去」にメッセージを送ることができる機械+プログラムを作ったんだけどね

という、一見凄いがだからなんだろうみたいな発端から始まるSF。

時間ものSFということで、やはり結構壮大な展開になることはなるのだが。
そういう大きなレベルで進むストーリー展開と同時に俗な人間関係のところまで変わっていくということまで書いてるのは実に面白かった。

そりゃー時間+大事件というところに如何様な方法にしろ影響を与えれば、人と人という主観的かつちっちゃい事象まで変わるよなと。

この作者さんの本は「星を継ぐもの」からのシリーズも読んだが、全編を通して楽観的科学主義(とあとがきでこんな表現だったと思うのだが)というようなところがあって、嫌味なく楽しめる。
「人類にはいろんな問題があるし不明なところもいっぱいだけど、順調に科学が発達して理性的かつ人間的に事が進むようになっていくから、その発展途上で生じる問題すらもまあ何とかなるでしょ」みたいなところを感じる。

科学系のことはさっぱり分からなくても文章を読みなれて論理もなんとなくわかるなあ程度で最後まで読み進められました。

   

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