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 おさわり探偵 小沢里奈   なめこ だけではない

「なめこ」がはやっているなかで、「いや、おれはおさわり探偵の方が好きだから」なんて発言をしたらどうなるものか?

不可思議な魅力のある作品(ニンテンドーDS)
「おさわり探偵 小沢里奈」
「おさわり探偵 小沢里奈2 シーズン2 1/2 里奈は見た!いや、見てない」
について少々語りたい。

書く前にふと見たら3が出る予定みたいですね。↓公式ページURL
http://www.success-corp.co.jp/software/3ds/osawari_tantei3/






◆作品概観

一応推理ものになるのかな。「おさわりアドベンチャー」と称されています。
そのタイトルからして脱力感が漂いますが、大体そのとおりです。個人的には1が幻想短編・2が少年探偵団モノという印象です。

探偵であるところの小沢里奈が舞い込んでくるちょっとアレな依頼や巻き込まれた事件の解決に挑む形でストーリーが進行します。発生する事件は夢が盗まれただのという妙なものが多いですが…

操作は基本的にタッチペンだけで可能で、画面上の人や物をおさわりしたりアイテムを使用したりできます。この際に面白いのが里奈が述べる感想や思考です。基本的に子供なりの常識を持った里奈が、かっとんだ人物の発言や行動に一々突っ込みを入れていてなかなか笑えます。

詰まったらさらっと攻略サイトを参照して、展開されるストーリーや世界観を楽しむようにプレイするのがお勧めです。なんせちょっと違った発想が必要な場面があったり、タッチ操作という特性上、タッチがずれていて進めないなんてことでイライラしながらやるようでは興を削ぐと思いますので。

シュールな世界観。と一言で言ってしまえばそうなのですが、これがかなり出来がいい。
特に1の第2話「失踪 もしくは偽りの小宇宙に秘められた真実の物語 」の狂気度合いは相当なものです。(なぜかやたら中二病めいたサブタイトルは全編についている)
一見可愛らしい世界観であるだけにストーリー後半の展開とラストシーンは結構クるものがありました。

ヤバイだけか、なんてこともなく子供心に持ち得る幻想や思いなどを暖かく描いた話もあります。1と2の両方に1話ずつ存在します。これは主要人物が子供であり、その視点があるからこその素敵なストーリーであると思います。


◆キャラクターの魅力


基本的に常識人はほぼおらず、やたらと俗なキャラが多いです。子供から見た大人と子供を見る大人を極端にしたような?
彼らとの会話はストーリー進行においても重要な要素ですが、作品の魅力の一端を担っているので関係のなさそうなところでも会話してみるのもまた面白いです。

主要人物

小沢里奈
主人公でありプレイヤーキャラクター。ちょっと無口で大人しいナイーブな女の子。プレイヤー視点からは彼女の思考が見えるのだが、結構な常識人であることが窺える。あくまでも「少女の感想」という域を超えないところが好ましい。
様々な無茶振りもとい依頼を受けて、頭が痛くなる連中との会話をこなして解決に導いていく将来有望な少女おさわり探偵。探偵の身分証明書にもわざわざ「おさわり探偵」と記載されており、生き恥を晒されている。
いいようにこき使われているが、報酬が発生した様子がない。探偵業は大丈夫なのだろうか?

なめこ
有能な探偵助手であり、主人を差し置いて商品展開されまくっている。
たっちすると「んふ んふ」という妙な声を出すのだが、里奈はこれで意思疎通が可能。時にヒントをもたらし、時にキーアイテムそのものだったりする。

まなみ
里奈の友達。いい子ではあるのだが、ほぼ常時電波受信状態の不思議ちゃん。
基本的に彼女が「キャ~」といいながら里奈に依頼を持ち込んでくる。大体の場合、被害者でもある。

ちとせ
里奈の友達。ちーちゃん。悪い子ではないが、威張り屋で事件に首を突っ込んでは事態を悪化させたり混乱させたりする。
でも乙女描写もあるし、反省のできる子である。反省したことを忘れるのが難。

じい
里奈の家の執事兼発明家。ときどき事件解決に必要なアイテムを発明してくれる(材料を集めるのはモチロン里奈)。
作中描写を見るに、料理なども含めて仕事はできるようなのだが割りと主人をコケにした発言が目立つ。しっかり敬っているようなので余計に腹立たしい。

ダリア警部
2に登場。この世界に警察機関がきちんと存在していることに驚愕する。
作品中でもトップクラスに使えない子。熱意が必要以上にあり颯爽と登場するのはいいのだが、次には腰をやるわ腹を下すわと使い物にならない。活躍した場面あったかな?登場するたびに里奈がフォローする羽目になる。
ちとせの憧れの存在でありお姉さまでもある。

怪盗モロコシ
2に登場。WAHAHA と笑い声を上げながら登場または逃走し、華麗に美術品を盗っていく怪盗であり、ダリア警部と里奈の宿敵である。ダリア警部は相手にされていない。
21面相よろしく変装や逃走用の小道具を持ち合わせており、里奈は美術品を守ることは出来ても取りのがすこととなる。
まともな敵役なのだが、ヌけているところがあり失敗も多い。まあこの作品で華麗にまともな犯罪をすることが間違いなのかもしれない。
正体は最後までわからない。一体何者なんだ…



今なら特別価格版や中古で安く入手できることでしょう。ダラーっと画面をつつきながら肩の力を抜いてプレイするのがいいでしょう。一般的なアドベンチャーやシリアスな話に飽きてきた時にお勧めいたします。


   

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