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 八本目の槍  石田三成とは何者だったのか

八本目の槍 

今村翔吾 (著)
新潮社

八月に読み終わって良かったなあと思ってたらFGOで出てきてこれで縁が出来たな!(誰も来なかった

私的にはその単語しか知らない<賤ケ岳七本槍>と、合理の人というイメージしかない石田三成を描いた小説です。

賤ケ岳七本槍の一人と石田三成とのエピソードを書いた連作短編になっています。
個別の話の主役は七本槍の人ですが全体としては三成が主役といえばいいか。

小姓時代や朝鮮出兵、その他にも日本史詳しい人でないと知らんのでは?的な色々なところから話が出てくるのですが前の短編が次の話に絡むなどその辺りで読み疲れることはないかと。

とにかく私は秀吉と後の七本槍+三成の小姓時代の暖かで眩しい時代の話が非常に印象に残りました。
それ故に豊臣家の崩壊、守ろうとした者の悲哀、徳川家康の怖さなんかがより鮮烈というか。

文章的にも一種淡々と感じるくらいスッキリしていてよみやすくお勧めです。
石田三成像が変わるかもしれませんね。

   

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